「レジンって聞いたことはあるけど、難しそう…」
「材料を集めるのが大変そうだし、お金もかかりそう…」
そんな風に思ったことはありませんか?
でも大丈夫です、今は100均のダイソーだけで、レジンアクセサリー簡単に作れる時代です。
しかも、多くの素材が数百円以内で購入できるからとってもお手軽!
この記事では、レジン初心者さんでも簡単に始められる「UVレジンキーホルダーの作り方」を、やさしく丁寧に解説していきます。
今回使う道具は、ぜんぶダイソーで手に入るものだけ。
手作りのキーホルダーは、自分用にはもちろん、ちょっとしたプレゼントにもぴったりです。
このページを読みながら一緒にUVレジンデビューしてみませんか?

40代、花屋勤め兼レジン作家。
幼少より花好きで25年以上花屋兼植木屋に勤める。
レジンの魅力と出会ってからは主にドライフラワーを使ったお花のレジン、ウッドレジンを使った作家活動を開始。
もっとハンドメイドを楽しむ方が増えればいいなと思いながらブログを綴る。詳しいプロフィールはこちらから。
ダイソーでそろう!UVレジンに必要な道具・材料一覧

まずは、作品を作るために揃えるべき最低限の道具を購入しましょう!
100均に売られているもので「これを買えばOK!」という基本のセットをご紹介します。
種類 | 商品名 | 用途 |
レジン液 | UVクラフトレジン液 | 今回の主役の液体、透明のものや色付きのものなど色々有り |
型(モールド) | シリコンモールド | レジンを流し込んで形を作る為の型 シリコン製なのでレジンがくっつかずに綺麗に取り出せる。 |
UVライト | UVレジン用ライト (300円商品) | レジンを固めるための紫外線を出す機械 |
パーツ | ラメ、ホロ、シール 、キーチェーン | 中に入れる飾りの素材や金具類、なんでも大丈夫! |
スティック | 調色スティック つまようじ | 混ぜたり気泡をつぶしたりに使います。 |
手袋、マスク | ビニール手袋 使い捨てマスク等 | 肌やニオイの対策にあると良い できるだけ着用してください。 |
これらは全てダイソーで揃います!
商品は売り場によって並び方や品揃えが違うこともあります。
クラフト・手芸コーナーをチェックしてみて、見当たらないようなら店員さんに聞いてみてください。

なぜダイソーばかりかというと、単純に最寄りにある100均がダイソーだからです。
最近の100均は色々なものがあって便利ですよねっ!
全体の作業の流れ!UVレジンキーホルダーの簡単な作り方(ダイソー素材でOK)

UVレジンとは、紫外線(UV)ライトを当てると固まる透明な液体のこと。
そのレジンを型に流してUVライトで固めれば、オリジナルのキーホルダーが完成します。
まずは全体の工程をご説明します。
キーホルダー作り方の手順(初心者向け)
1、シリコンの型(モールド)をきれいにしておく。
2、UVレジン液を少しずつ型に流し込む。
3、好きなパーツ(シール、ラメ、ドライフラワーなど)を入れる。
4、上からさらにレジン液を流して表面を整える。
5、気泡があれば、つまようじ等でつぶすか取り除く。
6、UVライトで表側・裏側からそれぞれ2〜3分ずつ照射する。
7、固まったら型から外して完成!
見ての通り、特別な技術はいりません。
レジン液を流し込んでライトで固める、たったこれだけで可愛い作品ができます!
UVレジンキーホルダーの作り方を手順ごとに解説
とりあえず簡単に全体の流れをお伝えしました。
それでは、実際に作る工程をひとつずつ確認してみましょう。
初心者でも安心して作れるように、丁寧にポイントを解説していきます。
そんなに難しいことはないので気楽にいきましょう!
型(モールド)をきれいにしておく。

買ったばかりのおろしたてのモールドでも埃がついている場合があります。
このホコリが作品の仕上がりを左右する大切なポイントなのです!
ホコリや汚れが付いたままだと、レジンが固まったあとに目立ったり気泡やくもりの原因になります。
セロハンテープやガムテープなどで軽くペタペタと当てると、ホコリなどはテープにくっついて取り除きましょう。
新品ではなく何回か使ったモールドには、前回のレジンが固まって残っている場合もありますので、それも取り除きます。
今回は後で金具の取り付けが楽なように、取り付ける穴が空いているモールドを使っています。
自分で穴を開けたりしなくて良いので、楽に金具を取り付けられます。
UVレジン液を少しずつ型に流し込み硬化

いきなりたくさん流すと、気泡が入りやすくなったり、あふれたりしてしまいます。
まずはモールドの底にうっすらと全体に広げましょう。
少し足りないかなと思うくらいに入れてつまようじで隙間に広げていくと調整しやすいです。
あまり厚く流し込んでしますと、封入物が入る隙間がなくなってしまうので薄くで大丈夫ですよ。
ここで一度、UVライトを1分ほど当てて硬化させましょう。
慣れればそのままでもいいのですが、最初は底のレジンは固まっていた方がやりやすいです。
好きなパーツ(シール、ラメ、ドライフラワーなど)を入れて硬化

固まったUVレジンの上にノリの役割として再びUVレジンを薄く塗ります。
これも薄く伸ばしていく感じで大丈夫です。
そしてここが「自分らしさ」を出せる一番の楽しいポイント!
ピンセットやスティックを使って、配置を調整しながら好きな位置に入れていきます。
あまり重ねすぎると後で硬化しづらくなるので、バランスを見ながら入れるのがコツ。
細かいパーツやドライフラワーを入れる際に、つまようじの先に少しだけレジンをくっつけるとパーツが張り付いて運びやすくなりますよ。
パーツの配置が決まったらもう一度UVライトを当てて硬化させます。
こうすることで配置したパーツが固定されるので、次の工程でデザインが変わってしまう可能性が減ります。
上からさらにレジン液を流して表面を整える。

硬化後もパーツを足したくなったら好きに足しても大丈夫です。
納得いくまで配置したら、次はレジン液でパーツ
レジンとモールドが表面がゆるやかに平らになるくらいで調整してください。
後からも盛れますので、あふれそうになったら無理せずストップです!
気泡があれば、つまようじでつぶすか取り除く。

レジン液を注ぎ込むとパーツの隙間やモールドの端っこなどに気泡がついたりします。
その気泡はそのまま固めてしまうと、完成後に目立ってしまいます。
つまようじでやさしく突いたり、軽くトントンと机に当てると気泡が浮いてたりしますので取り除いてあげましょう。
UVライトで表側と裏側からそれぞれ2〜3分ずつ照射する

ダイソーのUVライトを使って固めていきます。
表側だけでなく、ひっくり返して裏側からも照射すると、硬化ムラを防げます。
合計5〜6分ほどライトを当てれば、だいたいしっかり固まります。
また、モールドの下にアルミホイルを引いてあげると、紫外線を反射して多方向から光を当てることができます。
ですが、下に引くだけだと乱反射した紫外線が外にも漏れてめちゃくちゃ眩しいっ!
上からもアルミホイルを被せるか、何かで覆うことをお勧めします、UVライトの紫外線は長時間見続けないように!
固まったら型から外して完成!

レジンが完全に固まったら、型からゆっくりと外しましょう。
型がやわらかいシリコン製なので、角を押し出すようにすると取りやすいです。
角などにはみ出したレジン(バリともいう)があるようでしたらハサミやヤスリなどで丸く整えます。
今は使ってない古い爪切りがあるようでしたら、爪用のヤスリがよく削れて便利。
削ったところが白く目立つようでしたら、その部分だけ少量のレジンを塗り、再度硬化させると綺麗になります。
最後に金具やボールチェーンをつければ、世界にひとつだけのキーホルダーの完成です!
お疲れ様でした!

ここまでの作業で大体15分くらいでした。
サクッと作れるのもUVレジンの魅力ですね!
ダイソーで売られているレジン液は種類豊富!

100円ショップの中でも、ダイソーはUVレジンの品ぞろえがとても豊富です。
「レジンって透明だけじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、実は色々に着色されたものも置いています。
ここではダイソーで手に入るレジン液を、初心者さん向けにわかりやすく表にします。
種類 | 特徴 | こんな人にオススメ |
クリアタイプ | 無色透明で最も基本的なタイプ 中にパーツを閉じ込めたり、表面のツヤを楽しめる | 初めてレジンを使う人 コーティングなどにも使いたい人 |
カラーレジン | 最初から色がついていて、そのまま流し込むだけでよく簡単、 色の種類も豊富。 | 簡単に綺麗な色の作品が作りたい人 |
着色料 | クリアタイプに混ぜて色をつけるのに使う。 濃さの調整ができて、グラデーションや調色も可能 | 自分だけの色を作りたい人 表現の幅を広げたい人 |

自分の作りたい作品に合わせて選んでいきましょう。
ダイソーのレジンやUVライトってどう?使い方と注意点

ダイソーには、UVレジン用のライト(300円)が販売されています。
サイズはコンパクトながら、きちんと硬化させる力があり、初心者にはとても使いやすいライトです。
ですがこのUVライトには本体だけで電源ケーブルが付属していません。
最近では大抵のご家庭には家電を買った時についてきたりと、ケーブルが余ってる環境の場合が多いと思います。
使ってないtype-Cのケーブルがあるようならば良いですし、もし無いようでしたらダイソーで売られているのでご安心してください。
UVライト使い方のコツ
基本的には光を当てて硬化させますが、少しのコツで仕上がりが良くなります。
- 平らな場所で使う(不意の転倒などがあるので安定したところで行う)
- 照射時間は表裏それぞれ2〜3分(固まってなかったら追加照射)
- 厚みのある作品は、複数回に分けて照射(薄く塗り重ねていくのがコツ)
- 下にアルミホイルを敷いて光を反射させる(色々な方向から光を当てられる)
このようなものを意識して使うと失敗も少なく効果的です。
注意点として、長期間使用(半年〜1年程)でUVライトが弱ってくると硬化不良(ベタつき)を起こすことがあります。
その場合は照射時間を延ばすか買い換えるなどの工夫も必要です。
※UVライトの光は強いため、直接長時間見つめないように注意してください。
作業中はライトの光に目に向けないように意識すると安全です。
色々な型(モールド)も100均で手に入る!おすすめと選び方

今回はシンプルなものを使用しましたが、ダイソーにはさまざまなデザインのシリコンモールドが販売されています。
たとえば…
- ハート型、星型、丸型(可愛いものが多数あり!)
- 動物のシルエット(猫型モールドと肉球モールドが秀逸!)
- アルファベットモールド(イニシャルキーホルダーも作れる!)
年々モールドの種類も増えてきて選ぶ楽しみもありますね。
モールドの選び方のポイント
初心者は最初はシンプルな形からスタートするのが無難です。
動物型、雪の結晶型などの細かい形の型は慣れないと、流し込みにくく取り出しにくいので注意!
基本的には手芸コーナーにある「レジン用」と明記されたモールドを選ぶと安心。
お菓子に使うシリコン型も流用可能ですが、一度レジンに使ったものは食用には使わないでください。
シリコン型に微妙に残ったレジンを気付かずに、お菓子と共に食してしまう可能性があるので注意!
透明のシリコンモールドはレジンの流れも見やすく、初心者におすすめです。
シリコン製のモールドは使っていると段々と白く濁っていきます。
これは作品を作る際レジンに触れている面に、目に見えない細かい傷がついていくからです。
使用方法、保管状況にもよりますが、最長で20〜30回程度が寿命と思ってください。
ですがしばらく使うと、取り出した際にレジンの表面がざらいたり、変な模様がついてしまうことがあります。
こうなると仕上がり自体が悪くなるので頃合いを見て買い換えましょう。

私は大体10回ほど使うと、買い換えたり作り替えたりしています。
最近では買い換えるのが面倒になり、簡単な型なら自作するようになりました。
【まとめ】ダイソーでそろう道具だけで、レジンキーホルダーは簡単に作れます!

ダイソーで揃う道具だけでも、こんなに可愛いレジン作品が作れます!
初めてでも失敗を恐れず、まずは1つ作ってみることが大切です。
キーホルダーは自分用としても、ちょっとしたプレゼントとしても喜ばれるアイテム。
あなたも100均レジンで、気軽にハンドメイドを楽しんでみませんか?
材料費は合計でも1000円前後。
初期投資も少なく、失敗してもダメージが少ないのが100均レジンの魅力です。
今回の手順を参考に、ぜひ「世界にひとつだけ」の作品を作ってみてください!
お子様と親子でお揃いのキーホルダーを作るのも良い思い出になると思いますよ。

夏休みの工作にも良いかもしれませんねっ!
それではまたっ
コメント